こんばんわ!
最近更新が滞ってます(-_-;)
というのも,より詳細なデータ分析を
Doしちゃいいたいと思ってきた今日この頃でして~
データ収集のためにあんなこんななわけですわー
ちなみに,データ分析にはどんなソフトがお薦めですか??
まあ俺のような凡人にはエ○セルがお似合いでしょうけどね…
でもマス目に数字がドバっと並ぶとクラクラしますよね(@_@;)
とりあえず,なんかできたら報告させていただきます~!
2009年6月2日火曜日
シャープレシオ最大化 ちょい実験
<<関連トピック>>
シャープレシオ最大化問題
その1, その2, その3, その4
はてはて,これまで長きにわたりシャープを最大化する問題
を考えてきて,ようやく答えがでたところでした~
今日は実データをもとに実験してみたいと思います!!
ようやく投資の匂いが漂ってきました(^^)
今日のところは銘柄選択は問題とせず,
適当に以下の5社を選びました.
パナソニック (6752)
任天堂 (7974)
シンプレクス テクノロジー (4340)
東京電力 (9501)
トヨタ (7203)
これら5社の2009/1/5~5/27までの日足データをもとに
1日の平均リターンと共分散を求めました(下参照)
データはYahoo Financeから拝借.
統計データの計算法は日足とか使ってる時点で怪しいかも…
また,安全資産は年0.5%の国債ってことにして,
1日の金利を 0.5 / 365 で計算しますた(適当…)
ともかく,実験なので良しとします~ぉぃぉぃ
リターン
共分散行列
※表示の都合上少数第2桁位しか書いてませんが
実際はもっと正確な数字でやってます
実験1
上の5銘柄の組み合わせ(5銘柄全部使わないものも含む)を試し
シャープが最大になったのは
パナ,任天堂,シンプレクスの3銘柄を選んだ時でした.
最適なポートフォリオは
(1.1917, -1.5534, 1.3617)
ということでこのポートフォリオのプロファイルは
Return: 1.3458%
Risk: 6.4241%
Sharp: 0.2095
という結果でした~
まあ選んだ銘柄のリターンをみればあまり良い銘柄選択でない
ことは明らかで,まあこんなもんかーって感じです.
シャープを最大化しているポートフォリオであることを
図で確認するために以下の絵を用意しました(^^)

絵の見方を説明しましょう~
まず,横軸はポートフォリオのリスク(標準偏差),
縦軸はリターンを表します.
黒い点々はポートフォリオをランダムに生成して描いた
リスク-リターンの散布図になります.
つまり,ざっくり浮かび上がる黒い領域が
実現可能なリスク-リターンの組み合わせということです!
先端の水色の領域はショートを禁止してロングだけを許した場合に
実現可能なリスク-リターンの領域を表します.
空売りで領域がかなり広がることがわかりますね…
また,赤い直線のy-切片が国債のリターン,
もう一方の赤い点がシャープレシオを最大化する
ポートフォリオのリスク-リターンです.
すなわち,赤い直線の傾きがシャープレシオなのですが,
直線が黒い領域に接していいる様子,つまりー
シャープレシオが最大化されている様子がわかりますね!
(黒い領域の任意の1点と国債の点を結んだ直線の傾きは
赤い直線の傾きよりも小さいです)
ちなみにこの3銘柄ではその4で述べた
ケース2に相当しています.
実験2
せっかくなので問答無用で全銘柄を組み合わせてみました~
残念ながらこの5銘柄ではその4で述べた
ケース3に相当していて最大値がありません(^_^;)
そこで妥協ポートフォリオを計算してみました.
下の図をご覧下さい:

黒い領域と水色の領域は実験1と同じで
実現可能なポートフォリオを示しています.
ピンクの点々はその4で述べた
ケース3の妥協ポートフォリオの
パラメータ α を0から少しずつ大きくしていった時の
ポートフォリオの軌跡になります.
α = 0 では黒い領域のちょうど先端,
すなわち最小リスクのポートフォリオになっていて,
そこから α を大きくするにつれて
実現可能領域の上ギリギリを這うようにして
リスクもリターンも増加していきます.
この場合,傾き(シャープ)の最大はないけれども
その上限値を十分に近似しようと思うと
ピンクの点を無限に遠くにもっていかなければならないことが
直感的にわかるかとおもいます.
(つまり α を無限大に吹っ飛ばすってことです)
ちなみに赤い直線はリスクが約24%になる点と国債の点を結んだ線で
シャープの上限を示しているわけではありません(-_-;)
参考までにこのポートフォリオは
(4.8304, -4.2276, 5.3806, -3.1820, -1.8014)
でそのプロファイルは
Return: 5.616%
Risk: 23.936%
Sharp: 0.23462
です.
ポートフォリオベクトルを見ればわかるように
たくさん買ってたくさん売るっていう
怪しいポートフォリオの出来上がりであります(-_-;)
なるべくこのケースに陥らないように
銘柄を選択しなければなりませんな~
ここでお買い得情報をお教えします!
実はその4で述べたケース2の不等式の条件とは
最小リスクのポートフォリオのリターン,
すなわち黒い領域の先端のリターンが
安全資産のリターンを上回るっていう条件なのですよ!
まあこういう状況が普通でしょう!
だってリスクを負ってるのに安全に稼げるリターンより
低いリターンしか実現できない状況っていったい…
ってかんじですよね^^;
今日はなんだか実験したんで
リスクやリターン,シャープといったものの理解が深まりマスタ!
ではおやすみなさい~
シャープレシオ最大化問題
その1, その2, その3, その4
はてはて,これまで長きにわたりシャープを最大化する問題
を考えてきて,ようやく答えがでたところでした~
今日は実データをもとに実験してみたいと思います!!
ようやく投資の匂いが漂ってきました(^^)
今日のところは銘柄選択は問題とせず,
適当に以下の5社を選びました.
パナソニック (6752)
任天堂 (7974)
シンプレクス テクノロジー (4340)
東京電力 (9501)
トヨタ (7203)
これら5社の2009/1/5~5/27までの日足データをもとに
1日の平均リターンと共分散を求めました(下参照)
データはYahoo Financeから拝借.
統計データの計算法は日足とか使ってる時点で怪しいかも…
また,安全資産は年0.5%の国債ってことにして,
1日の金利を 0.5 / 365 で計算しますた(適当…)
ともかく,実験なので良しとします~ぉぃぉぃ
リターン
パナ | 任天堂 | シンプ | 東電 | トヨタ | 国債 |
0.22% | -0.29% | 0.46% | -0.20% | -0.10% | 0.0014% |
共分散行列
パナ | 任天堂 | シンプ | 東電 | トヨタ | |
パナ | 1.02E-03 | 3.59E-04 | 2.51E-05 | 4.76E-05 | -7.76E-06 |
任天堂 | 3.59E-04 | 9.43E-04 | 9.89E-05 | 2.84E-05 | -1.06E-05 |
シンプ | 2.51E-05 | 9.89E-05 | 1.12E-03 | -2.98E-05 | 6.09E-05 |
東電 | 4.76E-05 | 2.84E-05 | -2.98E-05 | 2.74E-04 | -1.79E-05 |
トヨタ | -7.76E-06 | -1.06E-05 | 6.09E-05 | -1.79E-05 | 1.59E-04 |
※表示の都合上少数第2桁位しか書いてませんが
実際はもっと正確な数字でやってます
実験1
上の5銘柄の組み合わせ(5銘柄全部使わないものも含む)を試し
シャープが最大になったのは
パナ,任天堂,シンプレクスの3銘柄を選んだ時でした.
最適なポートフォリオは
ということでこのポートフォリオのプロファイルは
Return: 1.3458%
Risk: 6.4241%
Sharp: 0.2095
という結果でした~
まあ選んだ銘柄のリターンをみればあまり良い銘柄選択でない
ことは明らかで,まあこんなもんかーって感じです.
シャープを最大化しているポートフォリオであることを
図で確認するために以下の絵を用意しました(^^)

絵の見方を説明しましょう~
まず,横軸はポートフォリオのリスク(標準偏差),
縦軸はリターンを表します.
黒い点々はポートフォリオをランダムに生成して描いた
リスク-リターンの散布図になります.
つまり,ざっくり浮かび上がる黒い領域が
実現可能なリスク-リターンの組み合わせということです!
先端の水色の領域はショートを禁止してロングだけを許した場合に
実現可能なリスク-リターンの領域を表します.
空売りで領域がかなり広がることがわかりますね…
また,赤い直線のy-切片が国債のリターン,
もう一方の赤い点がシャープレシオを最大化する
ポートフォリオのリスク-リターンです.
すなわち,赤い直線の傾きがシャープレシオなのですが,
直線が黒い領域に接していいる様子,つまりー
シャープレシオが最大化されている様子がわかりますね!
(黒い領域の任意の1点と国債の点を結んだ直線の傾きは
赤い直線の傾きよりも小さいです)
ちなみにこの3銘柄ではその4で述べた
ケース2に相当しています.
実験2
せっかくなので問答無用で全銘柄を組み合わせてみました~
残念ながらこの5銘柄ではその4で述べた
ケース3に相当していて最大値がありません(^_^;)
そこで妥協ポートフォリオを計算してみました.
下の図をご覧下さい:

黒い領域と水色の領域は実験1と同じで
実現可能なポートフォリオを示しています.
ピンクの点々はその4で述べた
ケース3の妥協ポートフォリオの
パラメータ α を0から少しずつ大きくしていった時の
ポートフォリオの軌跡になります.
α = 0 では黒い領域のちょうど先端,
すなわち最小リスクのポートフォリオになっていて,
そこから α を大きくするにつれて
実現可能領域の上ギリギリを這うようにして
リスクもリターンも増加していきます.
この場合,傾き(シャープ)の最大はないけれども
その上限値を十分に近似しようと思うと
ピンクの点を無限に遠くにもっていかなければならないことが
直感的にわかるかとおもいます.
(つまり α を無限大に吹っ飛ばすってことです)
ちなみに赤い直線はリスクが約24%になる点と国債の点を結んだ線で
シャープの上限を示しているわけではありません(-_-;)
参考までにこのポートフォリオは
でそのプロファイルは
Return: 5.616%
Risk: 23.936%
Sharp: 0.23462
です.
ポートフォリオベクトルを見ればわかるように
たくさん買ってたくさん売るっていう
怪しいポートフォリオの出来上がりであります(-_-;)
なるべくこのケースに陥らないように
銘柄を選択しなければなりませんな~
ここでお買い得情報をお教えします!
実はその4で述べたケース2の不等式の条件とは
最小リスクのポートフォリオのリターン,
すなわち黒い領域の先端のリターンが
安全資産のリターンを上回るっていう条件なのですよ!
まあこういう状況が普通でしょう!
だってリスクを負ってるのに安全に稼げるリターンより
低いリターンしか実現できない状況っていったい…
ってかんじですよね^^;
今日はなんだか実験したんで
リスクやリターン,シャープといったものの理解が深まりマスタ!
ではおやすみなさい~
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