2009年5月18日月曜日

ポートフォリオの表現 補足

ちょい今週は忙しくて更新が滞っておりました(-_-;)

前回ポートフォリオの表現について述べたんですが,
友人から指摘を受けました…

どうやら,現実世界では空売りして得たお金は担保になるだか
どうだかで,使えないらしいです...

よってある株Aを空売りして得たお金で別の株Bを買うってのは
できないみたいですねー

ただ,ポートフォリオの表現としては前回ので問題ない
と思います.

つまり,どう金を回そうが,
ポートフォリオに関連したキャッシュフロー
の支出が投資総額ですね.

例えばこんなのはナシです.
株Aと株Bからなるポートフォリオを組むために
消費者金融から100万円借金して株AとBをそれぞれ50万円分買いました!
僕は一銭も出してませんので,投資総額はX0 = 0

はい,違いますね~
今ポートフォリオとして借金は考えていませんから,
結局100万をどうファイナンスしてこようが,
投資総額は100万ということです.

なんか,混乱~ですね~(@_@)


今,さらに良く分からないことが…

株Aを50万円買ってBを50万円空売りしました.
(自分はお金を無限に持っているので
Aを売ったお金でBを買ったというわけではない
ということにしておきます)
このとき,株ABに関するキャッシュフローは
明らかに 50 - 50 = 0 ですから,
X0 = 0 ということに…
こうなると比を定義できないっすね~


たぶんですけど,
ポートフォリオベクトルの各成分は投資総額に対する比でなくて,
投資金額そのものにしてしまえば上手くいくんじゃないかなと.

株Aを50万円買ってBを50万円空売りしたなら
w = (50, -50)
にしようってことです.
これなら足して1とか条件をつけなければ問題ありませんね.

まあ普通は投資するなら金持ってないとだめなんで
X0 > 0
だからOKなんでしょうけどね(^_^;)
もし上のように初期キャピタル0で儲かったら
そりゃー裁定ですからねぇ

Luenberger先生の本を読んでくと,結局最終的にはX0とか出てこないっぽいです.
ので,今後は柔軟に考えていくことにします.

まとめ: ポートフォリオはとにかくベクトル表現!「足したら1」という条件を入れたらそれは比による表現.もし入れなかったら金額による表現てことで.

では~!!

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